静岡ヘリポート
〒420-0902 静岡市葵区諏訪8番地の10 TEL:054-265-5500
地震防災強化地域内に位置する静岡市は、災害発生に備えて、地上交通を補う新たな交通施設の整備が求められてきました。また、高速交通時代に先駆けて、市民が、必要な時に何時でも、航空機の利用を選択出来るよう設置しました。
■施設の特徴
本ヘリポートは、遊水地指定区域(大雨の時、一気に川へ雨水が流れ込まないように溜めておくところ)内にあります。このため雨水等を貯留する必要がある事から、施設は全国唯一の高床式構造(ピロティ)となっています。
床下は調整池として利用し、時間雨量50ミリ(昭和49年7月7日に静岡市を襲った通称七夕豪雨と同程度)にもヘリポートが機能するように、標高10.5mの高さに標点を設定してあります。更に予想される東海地震(マグニチュード8)に耐えるため、鉄筋コンクリート製の床(人工地盤)を391本の柱で支えています。すべての柱は、地中でコンクリート製の壁により縦横に連結されています。1本の柱は、地下25m~30mの支持地盤まで打ち込まれたコンクリートパイル2本で支えられた頑強な構造となっております。
飛行可能経路のお知らせについて
場周飛行経路及びその他の指定飛行経路につきましては、騒音や安全対策のために設定されており、当へリポートのパターンにつきましては下記のとおりとなっております。
静岡ヘリポート飛行経路図面
ヘリコプターの騒音について
日頃より静岡ヘリポートの管理運営に、ご理解、ご協力をいただきありがとうございます。
国土交通省が各運航事業者へ、飛行経路の分散化、高高度飛行、民家上空の飛行回避など騒音軽減に配慮した運航に努めるよう要請していることから、静岡ヘリポート管理事務所では、当空港を利用する事業者へこれら騒音対策への協力をお願いしているところです。
運航しているヘリコプターについてお気づきの点があるときは、
機体を識別できる情報
①日時
②場所
③飛行方向
④機体の色
⑤文字(アルファベットや数字)
をお寄せいただければ、当事務所から運航事業者へ要請いたしますのでご連絡お願いいたします。
なお、当ヘリポートにはレーダー等の観測機器がなく、管制等は行っていないため航空機からの無線交信が無い時は、静岡市及びその周辺を飛行する航空機及び、周辺空域を把握する事が非常に困難です。
航空機の騒音等に関してですが、
民間機については、「国土交通省東京航空局環境・地域振興課」
国土交通省東京航空局東京空港事務所
環境・地域振興課
03-5757-9322(平日9:00-18:00)
静岡県警察は「静岡県警察本部地域部地域課」
静岡県警察本部地域部地域課
054-271-0110(代表)
自衛隊機・米軍機は「防衛省」
防衛省
03-5366-3111(大代表)
が担当となります。
問い合わせや要望の際は上記載同様、
(1)日時
(2)場所
(3)飛行方向
(4)機体の色、形、羽の数など
情報を可能な限り集めて連絡してください。これらの情報がないと、航空機の機種や所属などが特定できないため、対応が難しいとのことです。
航空機の所属がわかれば、民間機については国土交通省から、自衛隊機・米軍機については防衛省から、航空機の所属先にそれぞれ要望を伝える事が可能とのことです。
日没後の航空機騒音について
当ヘリポートは記載の通り、運用時間が午前7時から午後7時まで(日没が午後7時前のときは日没まで)となっております。
運用時間外の使用は原則として禁止しており、緊急を伴う場合や全国的な報道が見込まれる場合などの状況以外では当ヘリポートの使用許可は出しておりません。
また、運用時間外においては静岡ヘリポートに常駐している機体が飛行中、もしくは飛行準備中以外は、原則的に無線による交信等を行っておりません。
当ヘリポートでは飛行状況を把握する事が出来ない時間帯があるため、夜間に飛行しているヘリコプター等に関しての質問にはお答え出来ない事があります。
利用のご案内
・運用時間 午前7時~午後7時 (日没が午後7時前のときは日没まで)
・運用時間外の使用は、原則として禁止しております。
・離着陸できるヘリコプターは全長26m以下、且つ、最大離陸重量11t以下の機種に限ります。
・静岡フライトサービスは130.65MHzです。
静岡ヘリポートから3マイルの地点でコンタクトしてください。
風向・風速、スポット利用状況などお知らせします。
・使用料の減免についてはこちらから
使用料
区分 | 金額 | |
着陸料 | 最大離陸重量が 1トン以下の ヘリコプター |
1回につき 1,600円 |
最大離陸重量が 1トン超6トン以下の ヘリコプター |
1回につき 3,200円 | |
最大離陸重量が 6トン超の ヘリコプター |
1回につき 上記+超過1トンごと+1,060円 |
|
停留料 | 最大離陸重量が 6トン以下の ヘリコプター |
1時間につき 640円 |
最大離陸重量が 6トン超の ヘリコプター |
1時間につき 上記+超過1トンごと+100円 |
※1 最大離陸重量が6トンを超える部分について1トン未満の端数があるときは、これを1トンとして計算する。
※2 停留時間が1時間を超える部分について1時間未満の端数があるときは、これを1時間として計算する。
※3 停留料は、停留時間が1時間以内のときは、無料とする。
利用手続き
・利用届は、原則として事前に提出してください。(FAXもしくは郵送)
FAX:054-265-1010 ※印鑑不要
利用届出書は⇒から docファイル(11.6KB) PDFファイル(185KB)
・事前に提出できない場合は、電話連絡してください。この場合、乗組員が持参してください。
TEL:054-265-5500
・使用料は、乗組員に持参させてください。
施設概要
事項 | 内容 |
名称 | 静岡ヘリポート |
設置管理者 | 静岡市 |
所在地 | 静岡市葵区諏訪8番地の10 |
標点の位置 | 北緯35゜01´28″ 東経138゜24´31″ 標高10.5m JR静岡駅の北東3.2NM |
飛行場の面積 | 陸上ヘリポート(高床式) |
敷地面積 | 35,700㎡ |
最大離陸重量 | 11.00t |
着陸帯 | (A) 長35m×幅30m (B) 長35m×幅30m |
滑走路 | 同上 |
エプロン | 大型1バース(直径26m) 中型5バース(直径20m) |
夜間照明設備 | 飛行場灯台・誘導路灯・誘導路出入口灯・風向灯 境界灯・着陸区域照明灯 |
管理事務所 | 鉄筋コンクリート造 2階建 延床面積160㎡ |
格納庫用地 | 3,800㎡(600㎡:5区画、400㎡:2区画) |
給油施設用地 | 750㎡ 20KLタンク 2基(JET A-1 AVGAS給油可) |
駐車場 | 57台収容 |
無線局 | 呼出名称 静岡フライトサービス(SHIZUOKA FLIGHT SERVICE) 電波の型式及び周波数 A3E 130.65MHz 静岡ヘリポートから3マイル地点で日本語により通信してください。 |
気象情報 | METAR、TAF等の航空気象情報 |
静岡ヘリポート周辺の開発について
静岡ヘリポート周辺には、航空機の安全を確保するため、航空法により建物等の高さについて制限が設けられています。この制限を超える高さの建物等を設置することは、原則として航空法で禁止されています。
制限に関すること及び対象区域内での工事やクレーン等を使用する場合は、静岡市交通政策課(電話:054-221-1412)までお問い合わせください。
静岡ヘリポート制限表面について(2.0MB)
お問い合わせ
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